栄養士という仕事に携わって思ったこと

 

 

私は、母の「資格があれば食いっぱぐれないから」という言葉を信じて
『管理栄養士』という資格を取りました。

 

 

結局、転職とニートを三回経験することになるのですが、
周りからよく、

 

 

「資格があるからいいよね」とか、
「資格があるからどこに行っても職があるからいいよね、どこでも働けるやん」
と言われますが。

 

 

「本当に食うに困らないのか?」というところを具体的に、
自分の経験や知人の話なども踏まえて、今回記事にしてみました。

 

 

あくまでも私の経験と、私の周りの人達の意見をまとめているものなので、
参考程度に読まれてください。

 

 

栄養士・管理栄養士の給料

 

 

まずは、資格を取るにあたって一番に考えるところ、それが『給料』ですよね。

 

 

個人的には、お金を稼ぎたいのなら資格を取るという遠回りをせずに、
ビジネスをするのが一番手っ取り早いと思うのですが。

 

 

一般的な考えだと、「資格を取れば職にもお金にも困らない」んですよね。

 

 

ちなみに、これを栄養士ないしは管理栄養士で満たそうと思うと、
結構厳しいです。

 

 

以前、管理栄養士の給料についての記事を書きましたが、
国家資格である管理栄養士で手取りは14〜16万(20代)ほどでした。

 

【画像有り】管理栄養士の給料はどのくらい?

 

 

もちろん、勤める地域によっても異なりますし、
病院か高齢者施設かそれ以外かという違いもあるので、
この金額が絶対というわけではありません。

 

 

ちなみに、私は関東の高齢者施設を受けたことがあるのですが、
その時に提示された金額は23万1000円でした。

 

 

それでも、人材派遣の人からは条件も良くてそれだけもらえるのは
良い方だと言われました……。(結局、お断りしましたが)

 

 

確かに、そんなにもらえない人がいるのも分かっていますし、
正社員になるのも一苦労な時代に、
当たり前のように正社員として雇ってもらえるのはありがたいことだと思います。

 

 

「資格があると強い」という言葉はそういうことなんでしょう。

 

 

ですが、そんな状況にあっても、
実際に給料が低いからと辞めていく人がいるのもまた事実です。
(国家資格の割に安いのは紛れもない現実です)

 

 

色々とお世話になった栄養士の先輩の、とある友人は、
あまりに栄養士の給料が安くて「食っていけねぇしやってらんねぇ!」
と看護師の資格を取りなおした人もいたそうです。

 

 

それに、先輩は40代ですが、
その歳まで栄養士を続けている人は殆どいないと話していました。
転職した方が給料が上がるなんてこともザラにあるそうです。

 

 

ちなみに、その先輩が栄養士として続けられているのは、
「技術力の高さ」と「パワフルさ」です。

 

 

給料で賄えない分は、単発の派遣バイトで稼いでいますしね。

 

 

これはあくまでも個人的な考え方ですが、
本当に「食に興味がある人」「食べることが本当に好き」
という人は逆に取らない方がいい資格だと思っています。

 

 

栄養士・管理栄養士の職場環境

 

これに関しては、周りの人を見ていると、
私自身は恵まれていたと言わざるを得ないです。

 

 

最後に勤めた高齢者施設では、サービス残業当然だよね?
みたいな空気が漂っていましたが。

 

 

それでも、コロナが流行り出してからは、
18:00までには職場から追い出されていました。

 

 

それ以外のところでも、時間が来れば『はい、帰るよー!』
という先輩の号令のもと、パパっと準備して帰っていました。

 

 

厨房の人とも、そこそこ仲が良かったです。

 

 

「個性的」な人達はたくさんいましたが、お局様はいませんでしたし、
いじめられたりとか、嫌がらせを受けたりなどはなかったですね。
(どこに行ってもイジられてはいましたが……)

 

 

ですが、友人はそういう感じではなかったです。

 

 

栄養士として働いていたのに、妊娠したと同時にマタハラ・パワハラで
退職に追い込まれた友人。

 

 

管理栄養士として働いていたけれど、厨房のお局様に徹底的にいじめられて、
事務員に転職した人もいます。

 

 

サービス残業、休日出勤は日常茶飯事、必ず職場に復帰することを条件に、
産休だけ取らせてやると言われた友人もいます。(書類を書かされたそうです)

 

 

クーラーもほとんど効かず、夏場は40°近くにもなる劣悪な職場環境で、
必死に働いている委託業者の人達も見てきました。
(人員不足で栄養士も駆り出されていました)

 

 

本当に、天と地ほどの差があります。

 

 

むしろ、地の方が多いのではないでしょうか。

 

 

先輩からは「こんなに仲のいい厨房ないよ?」
といつも言われていました。

 

 

厨房は男性職員が少なく、女性が多いのでやはり女社会になりがちです。

 

 

更に、最近はそうでもないですが、
施設の厨房って「地下」にある時代もあったんですね。

 

 

閉鎖され、周りと少し距離のある職場環境であるがゆえに、
他の部署と違って、トップの目が届きにくいというのが特徴です。

 

 

食中毒の観点からも、細菌検査をしていない人は厨房に入れなかったりと、
厨房を孤立化が加速する要因は様々です。

 

 

そういった環境の中で、毎日ほとんど同じメンバーと一緒にいれば、
ストレスもたまりますし、色々とありますよね。

 

 

私の友人は私と違って、本当に口が上手くて世渡り上手なんですが、
それでもあれだけのことをされているのが現実なんです。

 

 

〜最後に〜色々と振り返ってみた結果

 

栄養士・管理栄養士という仕事について、
かなり夢を壊すような身も蓋もないことを書いてきましたが。

 

 

もちろん、この内容が全てではありません。

 

 

「食」に対してキチンと考えてくれる施設もありますし、
みんながみんな「食べること」を雑に扱っているわけではありません。

 

 

それに、管理栄養士を辞めて事務員に転職した友人も、
「食」に対する興味が薄れているわけではありませんし、
別な形で携われたらいいという話もしていました。

 

 

自分のお店を開きたいと、60歳を過ぎて調理師免許をとった人もいます。

 

 

ここまで色々と書いてきましたが、勘違いして欲しくないのは、
私は栄養士という資格そのものを否定したいわけではありません。

 

 

自分の学んだことが誰かの役に立った瞬間というのは、
何とも言えない充足感がありますし、家族が何かしらの病気になった時、
すぐにその病気に合わせた食事を用意することができるのは、栄養士ならではです。

 

 

ただ、【大学4年間、400万円】という時間とお金を使った結果がこれです、
という現実を経験に基づいてお伝えしたまでです。

 

 

まあ、こういった栄養士や管理栄養士の地位の低さは、
私たち栄養士側の問題でもあるのでしょうが。

 

 

それでも、そういった地位を向上させていくのにも時間がかかります。

 

 

【食うに困らないから】という理由で栄養士という資格を取っても、
続けていくのはそれ相応の覚悟が必要だということですね。

 

 

どういった人生を歩むのも、それはあなたの自由ですが。

 

 

周りから『資格さえとれば大丈夫だから!
と言われるがままに行動していては、振り回されるだけの人生が待っています。

 

 

「食いっぱぐれない資格」そんなものは本当に存在するのでしょうか?

 

 

もし、「資格を取る」ということが「食うに困らない人生の選択肢ではないかも?」
と少しでも感じられたなら、以下もあわせてどうぞ。

 

 

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