食うに困らない資格なんて存在しない

 

「資格さえとれば、絶対食いっぱぐれないから」

 

 

 

私の母は、「資格をとること」「手に職をつけること」
を何よりも優先している人でした。

 

 

 

とにかく「資格」でありさえすれば、何でも良かったみたいです。

 

 

 

栄養士、管理栄養士、フードスペシャリスト、専門フードスペシャリスト。

 

母の教え通り、学校でとれる資格は可能な限り何でもとりました。

 

 

 

最終的に、介護職員初任者研修
(昔はホームヘルパーという名称だったそうです)まで取りました。

 

 

 

唯一取らなかったのは、栄養教諭くらいです。

 

 

 

ただ、そんなにたくさんの資格を取っても、
一度に使える資格はそんなに多くありません。

 

 

 

普通に考えればそうですよね。
自分の身体は一つしかないわけですし、
一度にたくさんの業務を抱えたら過労死します。

 

 

 

もちろん、多くの資格を持つことは、悪いことではありません。

 

 

 

色んな立場から、色んな考え方ができるようになるので
視野が広がりますし、たとえその資格が取れなかったとしても、
勉強して得た知識や努力は無駄にはならないですよね。

 

 

 

ただ、雇う側はきちんとそこまで把握して採用しているのかは
分からないです。

 

 

 

色んな資格を持っていてオールマイティだろうから、
兼務させて人件費をうかせようとしているかもしれません。

 

 

 

特定の資格を持っている人を雇えば、
国から補助金や手当がもらえるからとりあえず雇っとこう
なんてこともないとは言えません。

 

 

 

資格があるからいい・ないからダメ
という簡単なことではないんです。

 

 

 

認知度だったり、雇う側のメリットであったり。
一口に、「資格があれば職に困らない」とは言えないのが
実際のところなんです。

 

 

 

実際、私は面接でアピールをしても、
管理栄養士の資格以外を使うことはほとんどありませんでした。

 

 

 

資格は持っているだけでは意味がない

 

 

私には、私以上に資格を持っている友人がいます。

 

 

 

介護職員初任者研修以外は全部同じで、
栄養教諭も取っていましたし、
それ以外にも書道に関する資格や簿記なども持っていました。

 

 

 

「資格を取ること」が趣味らしく、
とにかくたくさんの資格を持っていましたね。

 

 

 

でも、今は事務員として働いていて、
多分使っている資格は簿記くらいではないかと思えるほど、
ほとんどの資格が活かされていませんでした。

 

 

 

以前、その友人と久々に会った時、
「栄養士として働いてみようと思ったんだけど、全く経験がないから自信がない」
と話していました。

 

 

 

他にも、新卒で栄養士として働かず事務で働いてきたのに、
どうして今になって栄養士を希望しているのかなど、
面接で答えにくい質問があるから大変だと話していました。

 

 

 

「資格を持っている」からいいではないのです。
「資格を活かしているかどうか」が重要になってくるんです。

 

 

 

確かに、未経験でもブランクがあっても大丈夫な職場もあります。

 

 

 

ただ、時代はどんどん変わっています。
資格職は言い換えれば専門職でもあります。
一年間でも勉強しない期間があれば、あっという間に
知識は古くなってしまいます。

 

 

 

昔は当たり前のことだったのが、今では非常識になっていた
なんてことも日常茶飯事です。

 

 

 

新しい職場の環境に慣れるのも大変な時期に、
勉強をし直しながら家事や育児なども重なったら……?

 

 

 

多くの時間とお金を使ってとった資格でも、
そういったことが当たり前のように起きるのです。

 

 

 

それは本当に、安定した、食うに困らない資格と言えるのでしょうか。

 

 

 

 

食うには困らないけれども……

 

 

 

「資格があれば食いっぱぐれない」

 

 

 

結局、そう思わされているだけだと気づいたのはつい最近です。

 

 

 

新卒の頃から何となく疑問には思っていましたが、
職にもお金にも困っていなかったので、
特に気にしたことはありませんでした。

 

 

 

確かに、栄養士は就職先や仕事内容、採用条件など、
多くを求めなければ就職先はたくさんあります。

 

 

 

正直、アフィリエイトを始めた本当に初期の頃は、
記事を更新するよりも転職活動をして、
就職した方がいいような気もしていました。
(口下手で面接が苦手な私でも、いくつか内定もらえていましたしね。)

 

 

 

そういう意味では、「食うに困らない資格」ではあると思います。

 

 

 

実際私は、何があっても食べることを止める人間はいないと
親から言われて栄養士を目指していますしね。

 

 

 

しかし、それだけ需要があり、時間とお金を費やして
資格を取ったにも関わらず、割と簡単にやめてしまう人もいます。

 

 

 

先輩の友人は、栄養士の給料があまりに安すぎたため、
勉強しなおして看護師に転職したと言っていました。

 

 

 

私の別の友人も、卒業して管理栄養士で働いていましたが、
あまりの現場の厳しさに事務に転職したそうです。
(調理員の方や、お局様と合わなかったそうです)

 

 

 

栄養士として働いていた時より、
ストレスがなくて楽だと話していました。

 

 

 

4年と400万円。
管理栄養士を取るのに要した時間とお金です。(学費のみ、私立大学)

 

 

 

これだけの年数とお金をかけて食うに困らない資格を得たはずなのに、
給料が安くて自分の生活が成り立たず、
辞めてしまうなんてもったいないと思いませんか?

 

 

 

資格を取ればもう安心というのは、今ではもう昔の話なんです。
今は、ネットで何でも調べられる時代です。

 

 

 

一つの会社に勤め続けることも当たり前ではなくなってきています。

 

 

 

もし今、あなたが資格を取ろうと考えている、
もしくは資格を持っているのであれば。

 

 

 

本当に食うに困らない資格なのかどうか。
本当に自分の生活を成り立たせてくれるものなのか。

 

 

一度立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

 

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