給料のいい資格の現実

 

 

あなたは、給料のいい資格というと、何を思い浮かべますか？

 

 

 

おそらく、ほとんどの人が「歯科医師」や「弁護士」などを
挙げるのではないでしょうか。

 

 

 

確かに、歯科医師や弁護士は、世間的に立派な職業であり、高所得者。
「とても充実した、いい生活をしている」
というイメージが多いかと思います。

 

 

 

親御さんも、自分の子供が「歯科医師」や「弁護士」になったとなれば、
周りの人に自慢したくなる、出来のいい子に育ったと思う人が大半ですよね。

 

 

 

かくいう私も、ああいった人の命を預かるような
重要な仕事は、特別な人がするものだと考えていました。

 

 

 

ですが、少し考えてみてください。そもそもなぜ、
そういったイメージがあるのでしょうか。

 

 

 

それは、一般の人と比べて専門的な知識や技術を持っている、
限られた人だという認識があるからですよね？

 

 

 

つまり、簡単にはなれない、大変な努力をしないと
歯科医師や弁護士にはなれないということです。

 

 

 

相当な努力をしないとなれないという
現実がそこにはあるんです。

 

 

 

必要なのは、努力だけではないという現実

 

 

歯科医師や弁護士など、給料のいい資格を取るには、
多くの知識や技術を得る努力が必要だとお話しました。

 

 

 

しかし、ただしっかり勉強すればいいというわけではなく、
歯科医師を目指すには相応のお金と時間が必要になってきます。

 

 

 

歯医者さんになるには大学に6年間も通わなくてはいけません。
そして、その学費も私立などの多い所では数千万もかかるそうです。

 

 

 

私の管理栄養士の資格が、4年間で400万だったので、
比べるまでもなくかなりの負担ですよね。

 

 

 

それに、これだけの費用と時間を費やしても
歯科医師になるためには国家試験に合格しないといけません。

 

 

 

その合格率は、約6割だそうです。

 

 

 

あれだけの時間とお金をかけても、
4割はなれない可能性があるんです。

 

 

 

とても険しい道のりですね。

 

 

 

また、弁護士の方も同じです。
弁護士になるための勉強には多くのお金と
時間を要するということは想像に難くないでしょう。

 

 

 

だからこそ、これだけ険しい道を乗り越えてきた人には、
素晴らしい人生が待っていると思われるのも納得できます。

 

 

 

ただ、これだけの努力を重ねても、
年収1000万円を超えられるのは一部の人だけです。

 

 

 

たしかに、普通のサラリーマンより稼げる可能性は
高いかもしれません。

 

 

 

 

それでも、歯科医師や弁護士などは、仕事内容の責任も大きく、
それこそ朝から晩まで働いている場合が多いでしょう。
(これは、仕事なら何でもそうだと思いますが)

 

 

 

自分の趣味に没頭する時間やプライベートな時間を満足に取れず、
旅行でさえも、年に数回行けるかどうか。

 

 

 

職場に嫌な上司や同僚がいても、その人とずっと
働かなければいけない。

 

 

 

そんな時間も人間関係も制限された生活を、
定年まで続けなければいけないんです。

 

 

 

理不尽だと思いませんか？

 

 

自分の人生だから自由に生きていい

 

 

ここまで、給料のいい資格の現実として弁護士と歯科医師を例に挙げました。

 

 

 

誤解しないで頂きたいのですが、
私はこれらの資格を持っている人の考え方や生き方を
否定したいわけではありません。

 

 

 

歯科医師がいるからこそ、歯の定期検診や
虫歯の治療などを気軽に受けられて、
毎日おいしくご飯が食べられるんです。

 

 

 

金銭トラブルや詐欺の被害にあったときなど、
法律に詳しい人に相談すれば大丈夫という安心感は、
何物にも代えがたいものだと思います。

 

 

 

そんな、プロに安心して任せられる状況を作ってくれているのが
資格であり、その道の勉強をしてきた人たちなんです。

 

 

 

とてもありがたいことだと思っています。

 

 

 

でも、だからこそ。
考えて欲しいんです。

 

 

 

いくら給料のいい資格であったとしても、
その資格を得るためにたくさんのお金や時間を
費やさないといけません。

 

 

 

その努力は、必ずしも報われるものではありません。

 

 

 

それこそ、そういった資格を取ろうとしている人は、
自分のためというより、
「誰かのため」に勉強していることが多いです。

 

 

 

「人の役に立ちたい、この知識で救える人たちがいる」
と思える人だからこそ、
どんなに険しい道でも乗り越えられるのだと思います。

 

 

 

あなたの知識を必要としている人は、
目の前にしかいないわけではありません。

 

 

 

全国、全世界の人たちがあなたの知識を必要としているんです。

 

 

 

今の時代、パソコン一台で仕事をしたり、
情報発信したりが簡単にできるようになっています。

 

 

 

あなたがパソコンで情報発信する技術を身につければ、
救われる人はきっといます。

 

 

 

あれだけの険しい道を乗り越えてきたあなたなら
きっと大丈夫です。

 

 

 

あなたの経験や知識を必要としている人たちのために、
一歩踏み出してみてもいいのではないでしょうか。

 

 

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