本を読む時に線を引くべきかどうか?
勉強していると、『重要な箇所に線を引け』ってよく耳にしますよね?
学生の頃、親からも勉強する時は線を引けって言われてたんですが、
いざ線を引こうと思うと、意外と手が止まるんですよね。
マーカーで引こうかボールペンで引こうかとか、何色がいいかとか。
赤・青・緑・黄を持って色分けしてみたりとか。
黄色だと目立ちにくいからオレンジに変えてみたりとか。
で、色々試した結果、文章はカラフルになるんだけど、
線を引いただけで満足して、結局何も頭に残らないみたいな感じになってました。
付箋とかマーカーとか使うのって悪くないけど、
切れた時に買いに行かないといけないのも地味に面倒くさいんですよね。
「やったるぞぉぉぉぉ!」みたいな時に、
ペンが切れていたりする時の絶望感と言ったらもう……。
で、そういうのを言い訳にして何もやらないなんてことにも繋がるんですよね。
気が向いたら買いに行って、また今度やればいっか、的な。
結果、本を読むことすらないという。
せっかくやる気出したのに、ペン1本に感情振り回されていたら、
できることもできなくなってしまいます。
そこで、私がとった改善策をここに残しておこうと思います。
それは
『ページの端を折る』
『何度やっても、どうしても覚えられないところだけ線を引く』
です。
そもそも、本を読むのはその中にある情報を得るためであって、
本を新品同様の状態で自宅に保管することが目的ではありません。
ページの端を折るのは抵抗があるのは分かります。
私も本の表紙がちょっと汚れたり折れただけでイヤな気持ちになってましたから。
ちなみに、私は大学時代、教科書にウーロン茶をぶちまけてしまい、
全ページの下の方がぐっしょりになったことがあります。
乾いたら波打ったみたいにパリパリになったし、
教科書からはウーロン茶臭が漂ってきて、
何とも言えない気持ちになったのを思い出します……。
それはさておき、どれだけ本を丁寧に扱っても
自分の脳に情報がインプットされていなければ、なんの意味もありません。
重要なのは、紙ではなく内容であり情報です。
「線を引くべきかどうか」という疑問は実は、
目的がすり替わっちゃっているんですよね。
線を引く・引かないに関わらず、とりあえず読んでみればいいわけですし、
気になったところやここは重要だなと思ったところは、
ページの端をおることで、何度でも戻ってこれるようにしたらいいんです。
一度線を引いて満足、その後確認しないより、
何度も繰り返し目を通すことの方が大事です。
で、何度も見たり聞いたりしているのに頭に入ってこないところとか、
自分が苦手なところとかに緑とかで線を引くことで、
そこに目がいくようにしていました。
そもそも、1カ月に本を全く読まない人は約50%の時代にあって、
本を読もうと考えるだけでもすごいことなんです。
せっかくのやる気を削がれないためにも、ぜひこの方法を試してみてください。
ゴールは線をひくことではなく、知識の定着です。
何度も同じことを繰り返すのって、ダルいしやりたくないって思う人は本当に多いです。
目新しい知識でないので刺激も少ないですし、
「もうこれ何回も聞いたよ〜」と本を閉じたくなるのは誰でも同じです。
だからこそ、何度も繰り返しやることで他の人との差が生まれます。
人とちょっと違うことをするだけで人より知識人になれるなら、
とてもコスパが良いと思いませんか?
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